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車を売るまで、ディーラー下取りで十分だと思っていた
3年乗った日産ノート(2019年式・走行距離32,000km)を手放すことにした。転職で都内に戻ることになり、駐車場代と維持費が惜しくなったのが理由だ。
最初はディーラーに持っていった。乗り換えではなく売却のみのつもりだったが、「下取りも査定しますよ」と言われたので試してみた。担当者が10分ほど外回りをチェックして出してきた数字は、82万円。思ったより高いと感じた。
「まあこれで決めようか」と思ったが、念のためカーセンサーで一括査定を試してみることにした。結果、最高額は97万円だった。ディーラーとの差が15万円あった。
カーセンサー一括査定の流れ
カーセンサーの一括査定は、車の情報(車種・年式・走行距離・車台番号)を入力すると、最大8社に一括で査定依頼が送られる仕組みだ。
申し込みから翌日には各社から電話がかかってきた。業者によっては当日中に電話が来るところもある。「実際に車を見て査定する」形式のところと、「写真と情報だけで概算を出す」形式のところが混在していた。
僕の場合、8社に依頼して実際に査定を受けに行ったのは4社。提示された金額は以下だった(手元のメモより)。
- A社(大手買取専門店):97万円
- B社(中規模買取店):91万円
- C社(ネット買取):88万円
- D社(オークション系):85万円
ディーラーの82万円と比べると、最高額との差は15万円。「念のため調べるだけ」が15万円の発見になった。
ビッグモーターには行かなかった理由
一括査定に申し込んだ業者の中にビッグモーターも含まれていた。2023年の不正問題(車体に故意に傷をつけて保険料をだまし取っていた事件)が大きく報道されていたこともあり、実際の査定には行かなかった。
現在ビッグモーターは「Biglobe motors(ビッグモーター)」として再出発を図っているが、査定・修理時の不正への懸念が完全に消えたわけではない。少なくとも今回は他の業者で十分な選択肢があったので、パスした。
特定の業者を避けることは権利の範囲内だ。一括査定はあくまで「選択肢を広げるツール」なので、不安な業者からの電話は断っても問題ない。
査定時の交渉術:使えたポイント
査定を4社で受けて学んだことを書く。
まず「他社の金額を伝えると値段が上がる」は本当だ。A社で97万円の提示を受けた後、B社に「他社で97万円の話が来ている」と伝えたところ、88万円から93万円に上がった。最終的にA社の97万円が一番高かったのでA社で成約したが、交渉することで他社が値上げをしてくる場面は確認できた。
次に「その日に決める必要はない」。査定を受けると「今日決めてくれたら〇〇万円上乗せします」というセールストークが来ることがある。これは焦らなくていい。「持ち帰って検討する」で一度断っても、翌日電話で「先日の金額で大丈夫ですよ」となるケースが多い。
逆に「ローン残債がある場合は先に確認が必要」。残債がある車は買取可能かどうかが業者によって条件が異なる。今回の僕のノートはローン完済済みだったのでスムーズだったが、残債がある場合は一括査定の前に残額と査定額を比べた上で判断する必要がある。
売却タイミングも重要だった
車を売るタイミングは査定額に影響する。知っておいて良かった点を整理する。
売り時のベストは「3月と9月前後」。理由は中古車市場の需要が高くなる時期だから。3月は年度末で新生活を始める人が増え、9月は秋の買い替えシーズン。この時期に売ると査定額が若干高くなる傾向がある。
逆に「自動車税の支払い直後(5月)に売ると損」という話がある。自動車税は4月1日時点の所有者に課税されるため、5月に高額な税金を払ってすぐ売ると、その分が回収できない。売却を検討しているなら4月前後のタイミングが理想的だ(3月に売れれば翌年度の税金もかからない)。
また、走行距離の節目(5万km・10万km)を超えると査定額が大きく下がることが多い。走行距離がその節目に近づいていたら、超える前に売る方が有利になるケースがある。今回のノートは32,000kmだったので、5万kmの節目まで余裕があった。
最終的な数字
A社(大手買取専門店)で97万円で売却した。
名義変更手数料や書類費用は買取業者が負担する形だったので、実質手取りは97万円。ディーラー下取り82万円との差額15万円が手元に残った。
査定の申し込みから成約まで1週間かかったが、かけた手間はカーセンサーへの入力30分+業者と電話4回+査定立ち会い4回(合計3〜4時間)。時給換算すると約37,500円。やらない手はなかった。
「車を売るときはとりあえずディーラーに」という思い込みが、今まで何万円もの損につながっていた可能性がある。複数の買取専門店で査定を取ることが、車を高く売る基本中の基本だと痛感した経験だった。
